肩【施術例】50代女性:肩こり・偏頭痛・腰痛のお悩み

 主訴(ご相談内容)

50代女性。

  • 慢性的な肩こり、特に右肩に強いつらさを感じる
  • 左のこめかみに偏頭痛が出ることがある
  • 右腰に痛みがある


生活背景と考えられる原因

  • 仕事は基本リモートワークで、長時間のパソコン作業が日常的にある
  • 週に1度は出社。ノートパソコンが重く、それを持ち運ぶことで片側の負担がかかっている可能性あり


診察・評価

<触診所見>

  • 右僧帽筋・棘上筋、特に肩井(けんせい)付近に大きな硬結あり
  • 広背筋・棘下筋など、上背部にかけて強い筋緊張がある
  • 右の中殿筋・大殿筋にも緊張が強く、骨盤のアライメント(位置関係)に左右差が見られる

<望診所見>

  • 胸椎は軽度の猫背傾向
  • 頚椎はストレートネック傾向
  • 両肩とも内旋(巻き肩)ぎみ


考察
猫背や巻き肩、ストレートネックといった姿勢の崩れにより、上背部全体の筋緊張が慢性化している状態。
リラックスできる時間(入浴・睡眠)でも回復しにくく、疲労が蓄積しやすい体の状態になっていました。

左こめかみの偏頭痛は、頚部の緊張が側頭部に波及して引き起こされたと考えられます。
また、長時間の座位により、臀部や腹部の筋肉が緊張し、それが骨盤を引っ張る形で腰痛につながっていました。


施術内容

  • 鍼灸で棘下筋、広背筋、僧帽筋、大胸筋・小胸筋などを緩め、胸郭を開きやすくする
  • 頚部・頭部、そして中殿筋・大殿筋、腹直筋・大腰筋なども鍼灸+手技で同時にアプローチ
  • 胸椎の可動性も高めるため、矯正を行う


施術後の状態

  • 腰の痛みは施術後に消失
  • 肩・首まわりも「スッキリしてとても楽」とご本人の感想


再発防止のためのアドバイス:

仕事内容から長時間同じ姿勢が続くことは避けられないため、日々のセルフケアが重要となる。以下の点を提案した。

  • 仕事中の対策:
    • 作業合間の簡単な動的ストレッチ(肩回し、首のストレッチなど)
    • 意識的な腹式呼吸(体幹の安定とリラックス効果)
    • 長時間同じ部位に負担がかからないよう、作業姿勢の工夫や休憩の励行
  • 1日の終わりのケア:
    • 全身の疲労回復を促すための軽い運動や体操の習慣化(徐々に取り入れることを推奨)

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